霊夢-9 大法尼の風格
曽て師範猊下が権大僧正に昇叙されました。まさか「俺は昇叙するぞ」などと言われる方ではありません。しかし、この事についてもちゃんと夢知らせがありました。
その夢は、白足袋・指貫(さしぬき・はかまのこと)・古代紫色の本衣・丸の内に剣カタバミ(芝崎家の家紋)の緋紋白七条・燕尾(えんび・かぶりもの)を身に纏い、手には本装束水晶の念珠を持ち、片膝を立て身を回しながら、スーッと立ち上がりました。まるで舞人のような華やかさで、カラーでお見せしたいくらいです。とても風格がありました。何とそのお姿はご令室でした。

師範ご夫妻は、宿世のご縁で結ばれたと、かねがね伺っていました。戦死した許婚の菩提を弔う為に尼さんになったお姫様だった由。師範猊下のご活躍は、きっとこの前世の尼さんの功徳もあったのかと感じました。
写真は 芝崎惠璋日顕猊下 ・油彩・三浦恵伸 画
