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パラダイムシフト-6 霊化®社会のシステム

6.霊化®社会のシステム


 ここで、(観心本尊抄・報恩抄等)に示された祖意を摘示(てきじ)します。

 「事行の南無妙法蓮華経の五字、並びに本門の本尊いまだ広くこれを行ぜず。」 (観心本尊抄)


 日蓮聖人が創始されて初めて、法華経本門の思想が明らかとなったから、以後は、「四(し)皓(こう)が恵(けい)帝(てい)に侍奉(じぶ)」したように、本化の菩薩(日蓮が弟子・檀那)は、幼若の仏を衛護せよ。そうして、


 「此の時地涌千界出現して本門の脇(わき)士(じ)と為りて、一閻浮提(いちえんぶだい)第一の本尊をこの国に立つべし」 (観心本尊抄)

 

 

日蓮仏教【三大秘密の法】


で、娑婆即寂光土・世界平和を実現せよ。と仰せです。


 御義口伝(おんぎくでん)・寿量品廿七箇の大事・第一に
 「御義口伝に云く、此の品の題目は、日蓮が身に当る大事なり。神力品の付属是なり。如来とは釈尊、総じては十方三世の諸仏なり。別しては本地無作の三身 なり。今日蓮等の類ひの意は、総じては如来とは一切衆生なり。別しては日蓮の弟子檀那なり。されば無作の三身とは、末法の法華経の行者なり。無作の三身の宝号を南無妙法蓮華経と云ふなり。寿量品の事の三大事とは是なり。」


と説示されています。

パラダイムシフト-5 電化社会のシステム

「電化から霊化®社会へ」  

 5)  電化社会のシステム

  ここで、電化生活の担い手である、電力会社と電気機器メーカーを例に見てみましょう。

 

 先人が自然界から電気を取り出すことに成功するや、20世紀は電気文化が花開きました。それは、次の次第に依ります。

 

  電気工学は、仕掛けをして自然界からエネルギーを貰い、発電・送電・変電し、電気機器にエネルギーを送り、照明・動力源となり、現代人の電化生活を実現しています。

 消費者は、電気の詳しい知識は無くとも、信じてスイッチオンするだけです。

 

1.電力会社は、電気・法則の研究・システム化・電気を供給して、電気料金を徴収

2.電気機器メーカーは、電化製品を製造。付随して流通販売し、電光・電力を普及して、物品代金を徴収

3.大衆(消費者)は、照明・動力等を享受して使用料等を支払い、よって、電気・電流と電光・電力で、明るい文化生活は成り立っています。

 

 

 ここで、電気機器販売について、もう少し検証しますと、

電気機器メーカーは、製品の研究開発・製品製造販売を担います。

イ、会社役員・首脳陣は・司令塔の役目を果たし

ロ、会社員・従業員は・手足となって働きます

流通部門(嘗ては全国に各メーカーの系列販売店網が在りました。今は大量販売店が価格を左右しています)

ハ、流通販売会社役員・首脳陣は・司令塔の役目を果たし

ニ、流通販売会社社員・従業員は・手足となって働きます 

と、四つの役配が認められます。

 

 因みに、文化生活のキーワードは、簡単・便利・早い・安い・安全・確実・平等などが考えられ、この枠からはずれると、市場から退場させられます。それは、難儀・不便・遅い・高い・危険・不確実・不平等と言えます

パラダイムシフト-4 四徳波羅蜜多

4)  四徳波羅蜜多

 

 『釈迦牟尼仏を毘盧遮那遍一切処と名づけたてまつる。その仏の住処を常寂光と名づく。常波羅蜜に摂成せられたるところ、我波羅蜜に安立せられたるところ、浄波羅蜜の有相を滅せるところ、楽波羅蜜の身心の相に住せざるところ。』

                            (仏説観普賢菩薩行法経)

と、仏の世界を四徳波羅蜜多の成就した処と言います。私達は葬儀の時に「四徳波羅蜜現在前して、三身円満の大果を成ぜんことを」と廻向しています。これは生前にこそ僧俗で意識的に取り組むべきことですが、人類史を眺めると、図らずもこの線で発展して来ています。

 

常波羅蜜・常住不滅の生命

楽波羅蜜・無苦安楽の生活

我波羅蜜・自主自由の立場

浄波羅蜜・清浄平安の楽土

 

を、皆が希求して生きているからです。車社会も電化生活も飛躍的に進化して、楽波羅蜜は長足の進化を遂げています。

 しかし、我・浄の波羅蜜は遅れていて社会は暗澹としています。これには別次元の、光明や動力源が必要なのです。人心の明るさ、自利・利他の行動力が、最も大事です。しかも令和の今、緊急事態ではないでしょうか。

 

(三大秘法稟承事)に於ける、

 「この法門は義理を案じて義を詳らかにせよ」

 

と言う日蓮聖人の御教示に従い、三大秘密の法とよく似たシステムと思われる、電気文化に依る電化生活・電化®社会と比較してみました。

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