6.霊化®社会のシステム
ここで、(観心本尊抄・報恩抄等)に示された祖意を摘示(てきじ)します。
「事行の南無妙法蓮華経の五字、並びに本門の本尊いまだ広くこれを行ぜず。」 (観心本尊抄)
日蓮聖人が創始されて初めて、法華経本門の思想が明らかとなったから、以後は、「四(し)皓(こう)が恵(けい)帝(てい)に侍奉(じぶ)」したように、本化の菩薩(日蓮が弟子・檀那)は、幼若の仏を衛護せよ。そうして、
「此の時地涌千界出現して本門の脇(わき)士(じ)と為りて、一閻浮提(いちえんぶだい)第一の本尊をこの国に立つべし」 (観心本尊抄)
日蓮仏教【三大秘密の法】
で、娑婆即寂光土・世界平和を実現せよ。と仰せです。
御義口伝(おんぎくでん)・寿量品廿七箇の大事・第一に
「御義口伝に云く、此の品の題目は、日蓮が身に当る大事なり。神力品の付属是なり。如来とは釈尊、総じては十方三世の諸仏なり。別しては本地無作の三身 なり。今日蓮等の類ひの意は、総じては如来とは一切衆生なり。別しては日蓮の弟子檀那なり。されば無作の三身とは、末法の法華経の行者なり。無作の三身の宝号を南無妙法蓮華経と云ふなり。寿量品の事の三大事とは是なり。」
と説示されています。